熊野大花火大会を見る穴場スポットは?屋台や駐車場や渋滞回避は?

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年に一度の夏の風物詩、熊野大花火大会。夜空と海面を彩る壮大な花火は、多くの人々を魅了してやみません。

2025熊野大花火大会の日程はこちらになります。

 開催日:8月17日(日)

 予備日:8月19日(火)・8月21日(木)・8月26日(火)・8月28日(木)
 ※荒天高波延期

高速で走る2隻の船から花火玉を次々と海に投げ込み、海上ですれ違いざまに爆発させる「三尺玉海上自爆」や「鬼ヶ城大仕掛け」など、その迫力と美しさを是非見たいと多くの人が思っていることでしょう。

しかし、その人気ゆえに「人が多すぎてよく見えないのでは?」「帰りの渋滞が心配…」といった不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、熊野大花火大会を快適に楽しむための穴場スポットから、屋台、駐車場、そして最大の難関である渋滞の回避方法まで、解説していきます。

事前の準備を万全にして、熊野大花火大会をゆっくり楽しんでください。

熊野大花火大会の穴場スポットの情報

メイン観覧エリア七里御浜海岸

花火の打ち上げ場所正面となる七里御浜海岸は、もっとも迫力ある花火を間近で体感できる王道スポットです。三尺玉海上自爆も鬼ヶ城大仕掛けもバランスよく見渡せます。

有料の会場沿いの浜辺は非常に広く、有料の場所以外でも座ってゆったりと楽しめます。ただしメイン会場は非常に混雑するため、場所取りは午前~午後早めがベストです。

熊野大花火大会をゆったりと鑑賞できる穴場スポットは、メイン会場から少し離れた場所に存在します。

多くの観客が集中するメイン会場の七里御浜海岸を避けることで、人混みを気にせず、熊野ならではの景観と共に花火を楽しめるからです。

有料観覧席付近のエリアも素晴らしいですが、少し視点を変えるだけで、また違った熊野大花火大会の魅力に出会えるでしょう。

具体的な穴場スポットとして、以下の場所が挙げられます。

・鬼ヶ城センター周辺
 
世界遺産にも登録されている鬼ヶ城の荒々しい岩肌と、夜空に咲く大輪の花火のコントラストは、ここでしか見られない絶景です。

特に、海上自爆の爆風と音が岩に反響し、すさまじい臨場感を味わえます。ただし、こちらも有名な観賞スポットなので、良い場所を確保するには早めの行動が必須となります。

・獅子岩周辺

獅子岩(世界遺産)付近の海岸は、自然景観とのコントラストが美しいことで有名な穴場スポットです。

メイン会場より人出が少なく、落ち着いて花火が鑑賞できるためリピーターも多いエリアです。

七里御浜の南端に位置し、メイン会場から徒歩約15分、JR熊野市駅から徒歩約20分。

視界が開けており、大きな花火の全景を楽しめます。岩に隠れにくい位置を確保するのがコツです。(特に夕方16~17時ごろの到着がおすすめです。)

三脚を立てて本格的な写真を狙うカメラマンも多く集まります。

・獅子岩展望台

高台から海と空を一望でき、写真愛好家にも人気のエリアです。打ち上げ地点から少し距離はありますが、全体像とスケール感を楽しめます。

ただし獅子岩展望台カメラ席は事前申込みが必要で抽選での受付になりました。

申込期限:2025年7月16日 17:00 ※受付は終了しました。

・鬼ヶ城近く(安全エリア)

メイン会場に近いですが混雑を避けたい方は、鬼ヶ城がよく見える場所周辺もおすすめです。花火の大半を頭上で観ながら、適度な人出です。

クライマックスの「鬼ヶ城大仕掛」は、鬼ヶ城の岩肌を背景に炸裂する壮大な演出が魅力です。

ただし、鬼ヶ城や鬼ヶ城遊歩道、弁天神社周辺は安全確保のため大会当日立ち入り禁止になるため、避けてください。

・木本海岸/熊野市立木本高校裏手

やや離れたエリアの為、音などの迫力には欠けますが、混雑を避けてのんびり観覧したい方に向いています。

熊野大花火大会会場マップはこちらから

注意点

よくある「穴場」誤情法

鬼ヶ城遊歩道、弁天神社、花の窟神社付近などは立ち入りが制限されたり、花火全体像が見えにくかったりするためおすすめしません。

好評なスポットでも、場所によっては岩や建物で花火が見えにくくなるので、少し離れて視界の開けた場所を確保しましょう。

いずれも場所取りは早めが鉄則です。レジャーシートや簡易椅子が便利です。

大会当日は臨時駐車場(有料/2,000~3,000円)が市内各所に設けられますが、交通規制や渋滞が激しくなるため、公共交通機関の利用や徒歩移動が推奨されています。

快適な観覧のヒント

駅から近い「七里御浜」の広めの浜辺でのびのびと観覧
「獅子岩海岸」で夕方以降のんびり場所取り
高台の「獅子岩展望台」は写真好きや景観重視派に最適
会場付近のトイレや屋台は混雑するため早めの利用が安心です。
ゴミは必ず持ち帰りましょう。

熊野大花火大会は海と空の大パノラマを魅力とした大会なので、会場から少し離れた場所でも十分に雰囲気と絶景を楽しむことができます。

どのエリアでも現地のルールや安全確保に留意して、思い出に残る熊野大花火大会を鑑賞してみてはいかがでしょうか。

熊野大花火大会の屋台の情報

屋台の出店場所

メイン会場の七里御浜海岸沿い

海岸の砂浜沿いに屋台がズラリと並びます。会場についたら屋台をすぐに見つけられるでしょう。

JR熊野市駅周辺

駅から海岸に向かう道中にも屋台があり、特設「ぐるっとくまの穴場グルメ」エリア(地元グルメや郷土料理屋台)も設置されます。

七里御浜海岸はJR熊野市駅から徒歩約5分、アクセスしやすい位置にあります。

例年300店舗近くの屋台が出店します。

七里御浜海岸一帯+熊野市駅~会場までの道中にも屋台がびっしり軒を連ね、地元グルメ以外にも遊戯系・スイーツ系などバリエーション豊富です。

代表的な屋台グルメ・特徴

焼きそば、たこ焼き、広島風お好み焼き、いか焼き、唐揚げ、焼き鳥、鮎の塩焼き、牛串、とん平焼き、牛すじ煮込み、かき氷、綿菓子、チョコバナナ、ベビーカステラ、タピオカドリンク、りんご飴、冷やしパイン等。

ご当地名物:さんまずしやめはりずし、熊野灘の新鮮な魚介系グルメなど、熊野ならではの味も人気。

遊戯系屋台(金魚すくい・射的・くじ引き等)も充実。

屋台の営業時間・混雑

営業時間:15時頃~22時頃

屋台によって多少のばらつきアリ。打ち上げ開始前後は大混雑するので、早めの購入がおすすめ。

特に18時以降は混雑がピークとなります。

注意点

現金決済が中心なので現金を持参しましょう。

会場は交通規制と混雑が激しいため、公共交通機関利用が便利です。

熊野花火大会の屋台は規模・グルメ・ロケーションともに圧巻。特に七里御浜海岸沿いとJR熊野市駅周辺を中心に、多数の屋台が出店されます。臨時イベントや地元特設屋台も出店されます。

熊野大花火大会の駐車場の情報

臨時駐車場について

熊野市内には大会当日、臨時駐車場が約20か所設置されます。

駐車場の利用には“清掃協力金”として2,000〜3,000円がかかります。(原則現金払い)

特に市街地に近い「木本高校」や「木本中学校」などは駐車チケットが必要で、チケットは当日朝5:00〜10:00、金山農村公園予定地で交付されます。

自動二輪用(バイク)は1,000円の駐車枠も用意されています。

花火大会人気により午前中・昼頃には主要駐車場が続々と満車になるため、できるだけ早朝の到着が理想です。

熊野市駅など徒歩圏内にも安価な駐車場がありますが、終日無料や500円で長時間停められるところはすぐに満車となる傾向です。

詳しくは公式サイトから

熊野大花火大会へのアクセス

電車でのアクセス

最寄り駅:熊野市駅
JR特急ワイドビュー南紀 ・JR紀勢本線
所要時間:熊野市駅から会場まで徒歩5分

車でのアクセス

名古屋市内から → 東名阪自動車道 → 伊勢自動車道 → 紀勢自動車道 → 熊野尾鷲道路 [尾鷲北IC~熊野大泊IC] → 熊野市街地

※注意事項

花火終了後は駅も混雑するため、時間をずらすと快適です。
当日は交通規制が実施されます。

交通規制について

大会当日は9:00〜21:00で大規模な交通規制が行われます。会場周辺道路や市街地は車両通行禁止となり、一般車両は大きく迂回を求められます。

熊野尾鷲道路(E42)は、8月17日(または順延日)に限り下りの和歌山方面が通行止めになります。(尾鷲北IC〜熊野大泊IC間)国道42号線に車が集中し大渋滞します。

花火大会終了後は特に国道42号線沿いと各出口付近が大渋滞。例年、混雑が緩和される深夜まで駐車場・市街で待機するのが有効です。

熊野市内には民間駐車場もありますが、中心部は夜間出庫にもかなり時間がかかる点に注意。

交通規制のサイトはこちらから

熊野大花火大会へ渋滞回避できる?

公共交通機関を最優先

電車の利用が最も確実です。熊野市駅からは徒歩で会場へ行けます。特に、帰りの車両混雑・渋滞を避けるなら鉄道利用推奨します。

車の場合

朝早くか、できれば前日までに現地入りし臨時駐車場を確保するのがベストです。昼過ぎからの車移動は大渋滞に巻き込まれる危険があります。

駐車場・迂回路利用

会場直近の駐車場はすぐ満車になるため、「離れた臨時駐車場+徒歩orシャトルバス移動」という方法が現実的です。駐車場情報や満空状況は当日公式サイトや案内所で必ず確認しましょう。

熊野大花火大会公式サイトで案内される臨時駐車場一覧・地図を参照し、国道42号以外のアプローチ(国道311号、県道40号、国道169号など周辺の一般道)の利用を検討しましょう。

熊野大花火大会終了時は、駐車場から出る車両が一斉に国道42号に殺到し大渋滞。迂回路も公式で案内されているため下記ルートを参照してください。

【名古屋・尾鷲方面への迂回例】

国道311号(紀和町方向)→風伝トンネル出口を右折し県道40号へ→紀和町赤木→熊野市育生町→新大沼橋→国道169号→七色ダム→桃崎大橋→右折し国道309号→国道42号へ合流

迂回路のマップはこちらから

【和歌山・田辺方面への迂回例】

国道311号を紀和町方面へ→国道169号→国道168号(和歌山県本宮町経由)→国道311号で田辺市、南紀田辺ICへ

【さらに有効な混雑回避策】

花火終了後はしばらく車を動かさず会場周辺で深夜まで滞在してから帰路につくか、宿泊して翌朝出発するのが確実な渋滞回避となります。

臨時駐車場の山崎運動公園駐車場と、防災公園駐車場は翌朝8時まで駐車場を利用できるので車中泊が可能です。

熊野大花火大会を鑑賞することのできるホテルも花火大会会場周辺にあるので、ゆっくりと鑑賞したいのであれば宿泊可能か確認してみると良いと思います。

熊野の宿 : 三重県熊野市井戸町1020-7 TEL0597-89-7000

みはらし亭 : 三重県熊野市井戸町555-4 TEL0597-89-1211 他

まとめ

熊野花火大会は、単なる観光イベントに留まらず、地元の歴史・文化・自然を感じられる体験ができる花火大会です。

熊野大花火大会の起源はおよそ300年以上前とされ、お盆の初精霊供養のために簡単な花火を打ち上げ、その火の粉で灯籠焼きを行ったのが始まりといわれています。

現在もこの伝統を引き継ぎ、灯籠焼きや追善供養の花火がプログラムに組み込まれています。

熊野大花火大会では、「三尺玉海上自爆」「鬼ヶ城大仕掛け」など、ここでしか見られない花火を楽しめます。

熊野大花火大会当日は「午前中〜昼前に現地入り」「指定臨時駐車場の利用」「帰りは時間やルートをずらす」ことでストレスなく参加しやすくなります。

夕方以降は大幅な渋滞必至なので、予定にゆとりを持たせてストレスは出来るだけ少なく、花火大会を楽しみましょう。

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