岐阜県の根尾川河畔で開催される「根尾川花火大会」は、毎年約9万人の観客が訪れる人気の花火大会です。
第30回になる今年は、開催時期が従来の夏から秋に変更されました。約6,000発の花火が秋の夜空を彩る様子は圧巻で、地域の活性化と住民の交流を深める大切なイベントとなっています。
根尾川花火大会の入場料は無料で、有料席の設定もないため、どなたでも気軽に楽しめる花火大会として地域に愛され続けています。
本記事では、根尾川花火大会の最新情報から穴場スポット、屋台情報、アクセスや交通規制、駐車場まで、初めて訪れる方にもわかりやすくご紹介します。
根尾川花火大会の穴場スポット
「根尾川花火大会」は2025年10月11日(土)午後7時から午後7時40分まで開催されます。会場は岐阜県本巣市と大野町の境界を流れる根尾川河畔の薮川橋上流で行われます。
「根尾川花火大会」を混雑を回避しながら観覧したい場合、メイン会場では混み合いや視界の遮りがあるため、少し離れたスポットや見晴らしの良い高台が穴場スポットとしておすすめです。
・大谷スカイライン 野村山展望台
最も人気の穴場スポットで駐車スペースもあり、根尾川を含む濃尾平野を一望できるスポットで、夜景と花火のコラボレーションが楽しめます。
・モレラ岐阜屋上(ショッピングモール屋上)
大型ショッピングモールの屋上で、トイレや飲食店も充実しているため家族連れに最適です。
・大野町側の堤防エリア
川を挟んだ対岸の堤防沿いは、正面から全体を見渡せて、会場周辺ほどの混雑がありません。レジャーシートでゆっくり観覧することが可能です。
・糸抜き駅周辺の田園地帯
電車でアクセスする方には樽見鉄道糸貫駅周辺がおすすめです。駐車場や飲食施設が揃っており、駅から徒歩20分程度で会場近くの穴場スポットに到着できます。
根尾川花火大会のもう一つの穴場として、アクセスが比較的便利です。
・藪川橋南側の土手沿い
打ち上げ地点に近いが、南側は意外とスペースに余裕があります。早めに行けば快適な場所で観覧も可能です。
・旧黒野駅・黒野駅レールパーク
列車の線路跡などを生かしたスペースで、トイレなど設備も利用しやすいようです。大野町の新しいテーマパークから花火を眺めることができます。
・もとまるパーク
比較的混雑が少ない穴場として知られており、芝生が広く、ゆったり座って眺められるので家族で過ごすのに最適です。
・ソフトピアジャパン展望ロビー
距離はあるものの、人混みを避けてゆったりと花火を楽しみたい人向けのスポットです。
これらの場所は混雑を避けながら、広い視界で花火や夜景をゆっくり楽しむことができるスポットになります。
会場中心部から離れるほど人混みは落ち着く傾向にあります。田園地帯や堤防沿いのスペースは、レジャーシートやアウトドアチェア持参がおすすめです。
車の場合は駐車場の出入り渋滞に遭わないように、早めの移動が快適に観覧するポイントになります。
根尾川花火大会の屋台情報
根尾川花火大会では、例年薮川橋上流付近や根尾川沿いの道路に多数の屋台が出店されます。
営業時間は午後2時頃から花火終了後の午後8時半頃までで、唐揚げ、焼きそば、たこ焼き、焼き鳥、フランクフルト、かき氷などの定番メニューが楽しめます。
根尾川花火大会の特色として、地元野菜や岐阜県産食材を使った創作グルメも登場し、長田本庄軒の焼きそばや笑たこのたこ焼きなどの地元で愛される味も味わえます。
2025年の根尾川花火大会では縁日の屋台やキッチンカーも多数出店予定で、SNS映えするご当地メニューも人気です。
根尾川花火大会の屋台では現金での支払いが基本となるため、事前に小銭を準備しておくことをおすすめします。
屋台・出店の種類
からあげ・やきそば・たこ焼き・ベビーカステラ・フランクフルト・お好み焼き・焼き鳥・かき氷等、定番メニューやご当地グルメ、創作メニューなどの屋台やキラキラ光るリボンカチューシャや各種お面などの縁日系グッズの屋台が出店予定です。
秋開催ならではの温かいメニューも目立ち、家族や浴衣姿での食べ歩きも楽しめます。
屋台・物産バザーの場所
メインは藪川橋上流の河川敷付近と根尾川堤防沿いの道路に集中して並びます。
本巣市側で「物産バザー」も開催されます。地元の特産品や限定フードなどが購入可能です。
夕方16~17時頃から営業が始まり夜に向かって賑わいます。地元色豊かなグルメや縁日メニューが揃い、フォトジェニック&SNS映えも抜群の屋台エリアを堪能できます。
根尾川花火大会では、藪川橋上流付近と根尾川沿いの道路沿い一帯に、10店舗以上の屋台・物産バザーが夕方から出店します。
利用のコツ・注意点
- 人気屋台は日没前後から混み始めるので、早めの利用がおすすめです。
- ゴミの持ち帰りやマナー遵守を求めるルールがあります。
- 会場周辺に座れるスペースを確保している屋台もあります。
屋台の場所
藪川橋上流周辺の河川敷と堤防沿いや根尾川沿いの道路沿いに帯状に並びます。
本巣市側で「物産バザー」(約10店舗)が特産品・限定フードを販売します。
屋台は夕方16時頃から営業を開始し、夜が更けるにつれ混雑します。人気の屋台を狙う場合は早めの利用が快適です。SNS映えや縁日グッズ、秋らしい温かいグルメも楽しめます。
根尾川花火大会のアクセスと交通規制
根尾川花火大会へのアクセスは、公共交通機関の利用が強く推奨されています。
車でのアクセスは交通規制の為渋滞がひどく、駐車場入り口も混雑しやすいため、公共交通の活用や交通規制の時間を意識する必要があるためです。
電車を利用する場合
JR穂積駅から岐阜バス大野穂積線で約25分、相羽東停留所下車後徒歩5分で会場に到着します。樽見鉄道糸貫駅からは徒歩約20分でアクセス可能です。
車でアクセスする場合
東海環状自動車道の本巣ICから約5分、大野神戸ICから約10分となります。
根尾川花火大会当日は午後4時30分から午後8時30分まで会場周辺で交通規制が実施されます。
尚、一部区間が午後3時30分から午後9時まで通行止めとなるため、事前に規制情報を確認することが重要です。
根尾川花火大会は交通規制により会場周辺が大変混雑するため、公共交通機関を利用した早めの現地入りがおすすめです。
帰りの混雑を避けるため、花火終了前に会場を出ることも混雑回避の一つの方法として考えられます。
根尾川花火大会の駐車場情報
本巣市側の駐車場は、午後3時より開場します。交通誘導警備員の指示に従うようにしましょう。
根尾川花火大会では、大野町と本巣市合わせて約2,700台の無料臨時駐車場が用意されています。
主要な駐車場として、大野町相羽グラウンド周辺や根尾川河川敷などが設置されますが、毎年駐車場の確保が困難となるため早めの到着が必要です。
根尾川花火大会の駐車場利用を希望する方は、遅くとも交通規制の始まる午後4時30分までに現地到着を目指すことをおすすめします。
駐車場から会場までは徒歩での移動となり、距離によっては15分程度歩く場合もあります。根尾川花火大会当日は駐車場周辺も交通規制の対象となるため、警備員や案内看板の指示に従って駐車してください。また、駐車場入口の場所や、出庫時の混雑にも注意が必要です。
指定駐車場以外での駐車は地域住民の迷惑となるため絶対に避け、マナーを守って根尾川花火大会を楽しみましょう。
お問い合わせ : 本庁舎 産業経済部 商工観光課 商工観光係 / 電話 : 058-323-7756
会場案内図はこちらから
根尾川花火大会の見どころと注意事項
打ち上げ時間は約40分間と短時間ながら、約6,000発もの花火が夜空を彩ります。 最大の見どころは第30回の記念大会として、今大会初導入となる「彩色千輪」という特別な花火が打ち上げられることです。
この「彩色千輪」は色とりどりの小さな花火が一斉に開く美しい演出で、夜空に咲く華のような彩りが特徴となっています。
直径200メートル級のワイドスターマインや特大8号玉も迫力満点で、根尾川の川面を色鮮やかに彩ります。
また、2025年は秋開催となったため、防寒対策が重要です。10月の夜は気温が下がるため、上着やひざ掛けなどの防寒具を忘れずに持参しましょう。レジャーシートや折りたたみ椅子があると地面に座る際も快適です。
根尾川花火大会では立入禁止区域への侵入は絶対に禁止されており、通行規制がかかるまで堤防道路上での場所取りも控える必要があります。
根尾川花火大会当日は現金での支払いが基本となるため、小銭を多めに準備し、ゴミは必ず持ち帰るなどマナーを守って楽しい時間を過ごしましょう。
小雨の場合は決行されますが、荒天時は翌12日(日)に延期となり、両日とも開催できない場合は11月15日(土)が代替日となります。
まとめ
根尾川花火大会は2025年10月11日(土)に第30回の記念大会として開催されます。従来の夏開催から秋開催に変更されました。
会場は岐阜県本巣市と大野町の境界を流れる根尾川河畔の薮川橋上流で行われます。今年は第30回の記念大会として、今大会初導入となる「彩色千輪」という特別な花火も打ち上げられる予定です。
2025年の根尾川花火大会は、10月11日(土)夜に約40分、約6,000発の打上花火を根尾川の河畔で楽しめるイベントです。
秋開催のため防寒対策を忘れずに、ドローン撮影は禁止、ゴミは持ち帰るなどのマナーを守って根尾川花火大会の記念すべき第30回大会をお楽しみください。